ススキの季節になりました
2009-11-08 14:55:19 (14 years ago)
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ちょっと前まであんなに暑かったのに、寒くなるのはあっという間ですね。
近所の空き地には、ススキの穂が揺れています。
ススキは、カヤとも呼ばれていて、かつては茅葺き屋根に使われたりしていました。
そして、屋根用のススキがとれる草原を「茅場」と呼んだのだそうです。東京の茅場町も、ススキの草原だったわけですね。
ススキは株が大きくなるのに時間がかかるので、原っぱができたての時期には、あまり目立たないとのこと。ススキがあちこちに生えている草原は、更地になってからかなり時間が経っている、ということになります。
数年前、家族と秋に伊豆のキャンプ場へ行きました。
キャンプ場の前にある山の斜面が、ススキで覆いつくされていました。夕日が沈むとき、オレンジ色の光に穂が照らされて金色に輝き、夢をみているような美しさでした。
日が沈む直前、ススキの穂の間から、ピィーッと細く鋭い声が聞こえました。
初めて生で聞く、鹿の鳴き声でした。
宮沢賢治の「鹿踊りのはじまり」を彷彿とさせる、忘れられない情景です。
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